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大阪市営地下鉄の路線別収益

大阪市の地下鉄は縦横に路線が走っているので、市内中心部は最寄りの駅が3線4駅などという場合があります。

私鉄沿線と異なり、路線ごとに特色はないのですが、やはり人がたくさん利用している路線沿いの方が需要はあります。

平成27年度分の路線別の決算状況が発表されていました。

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路線別の収益状況

  • 御堂筋線       683億円
  • 谷町線         298億円
  • 中央線         173億円
  • 堺筋線         129億円
  • 四ツ橋線        111億円
  • 長堀鶴見緑地線     100億円
  • 千日前線          71億円
  • 今里筋線          61億円
  • 南港ポートタウン線     31億円

圧倒的に御堂筋線です。江坂から中百舌鳥まで大阪市を南北に貫いています。

谷町線も大日から八尾南まで延々とつながっています。

どちらも梅田と天王寺に直通しているので、物件選びで迷ったときは御堂筋線と谷町線沿線を選べば、キタやミナミに一本で行けます。

路線別の営業係数

  • 御堂筋線          44.8
  • 谷町線          76.9
  • 中央線          66.0
  • 堺筋線          79.0
  • 四ツ橋線         91.5
  • 長堀鶴見緑地線      161.1
  • 千日前線         135.4
  • 今里筋線         255.6
  • 南港ポートタウン線    117.2

営業係数とは収益に占める費用の割合で、小さければ小さいほど、儲かっている路線です。

やはり、歴史も古く償却費負担も少ない御堂筋線の収益性は抜群です。

次は谷町線ではなく中央線で、大阪市を東西に貫いており一回乗り換えで大阪市内の主要駅に行くことができます。

堺筋線も収益性がよく、阪急が乗り入れしており、阪急と南海を繋いでいます。

長堀鶴見緑地線と今里筋線は償却費負担もあり、赤字となっています。

千日前線は近鉄とモロに競合しているのが、利用者が少ない要因でしょう。

やはり御堂筋沿線が一番便利で需要がありますが、他の路線でもたいてい一回乗り換えで梅田か難波か天王寺に行けるので、あまり変わらないですね。