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ウエブデザイン技能検定(3級)の知識は役に立つ?

5年ほど前に何を思ったか、急にウエブの構造というものを知りたくなり、初心者でも体系的に理解するための、なんか資格があるだろうと思い、探していたら ウェブデザイン技能検定Webクリエイター能力認定試験  というものがありました。両方の資格の内容はほとんど同じで、学科試験と実技試験があります。

ウェブデザイン技能検定 は 3級、2級、1級 と3等級あり、Webクリエイター能力認定試験 は スタンダードエキスパート があります。受験料はウェブデザイン技能検定は学科、実技合わせて1万円で、Webクリエイター能力認定試験は5,700円です。ウェブデザイン技能検定は厚労省管轄下の国家検定ということで、試験を運営する団体の経費分、高くなっております。

ウェブデザイン技能検定は国家検定ですが、特に取ったからといって、独占業務があるわけでもありません。名称独占資格です。

 3級と2級には大きな壁がある

5年前ですがウェブデザイン技能検定3級を受験したら、合格しました。実技では焦りましたが、なんとかホームページらしいものができて、リンクも貼れました。平成28年10月現在で3級ウェブデザイン技能士は8,889人います。受験者数は16,316人なので、合格率54%でなんと2人に1人が合格できます。ちなみに2級ウェブデザイン技能士は1,753人で合格率38%。1級ウェブデザイン技能士は56人で合格率12%です。

3級と2級以上には大きな壁がありまして、2級以上だと画像処理が実技で必要となるので、Adobeのソフトを使いこなせないと合格できません。3級に合格した後、勢いでテキストを買ってはみたものの、Adobeのソフトまで使いこなすためには、実際にウエブの仕事をしていないとちょっと無理なので、さっさと諦めました。会社や学校でAdobe Creative Cloud が使える方は実技試験なんて余裕でしょう。

Dreamweaverを使って、片手間でHPの保守メンテをするのは面倒だったのですが、ワードプレスに乗り換えると本当に楽です。片手間でHPのメンテができます。ちょっとしたカスタマイズには3級程度の知識があれば充分対応できます。

ガッツリのウエブクリエイターではなく、本業以外でウエブを使う機会があって、基本的な知識を得たいという方には、ウェブデザイン技能検定3級から受験するのがお勧めです。画像処理もどうってことなくAdobeのソフトが使いこなせるという方は2級以上に挑戦できます。HTMLに特化した HTML5プロフェッショナル認定資格 というのも最近は人気があるようです。

初級レベルを取得するだけでも、ウエブの世界の掴みはOKなので、いかにも知ってそうなふりをすることができます。本業の人たちには見透かされてしまいますが、少しは知ってるんだという扱いは受けます。

よって、日商簿記3級みたいなもので、入門者レベルだけど、体系的には知っているという証明にはなります。