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クラウド会計システム A-SaaS

いまや会計システムもクラウドの時代となりました。クラウドだとインターネットに接続できる環境さえあればどこでも入力できます。専用機やスタンドアローンの会計システムのように特定のPCから入力する必要もなくなりました。

これから新規開業される方は、まずクラウド会計システムを検討されるのではないでしょうか。当事務所もクラウド会計システムには対応しております。

まずは A-SaaS(エーサース)を紹介します。

 特徴

一番の特徴としては 会計事務所向けクラウド税務・会計・給与システム ということです。ターゲットが会計事務所なので、利用者は最低限の簿記の知識があるという前提になっています。

契約は税理士事務所が行います。顧問先と顧問先ユーザーを会計事務所が登録します(初期設定では3名)。顧問先ユーザーごとに業務権限の設定ができます。会計業務はできるが、給与計算業務はできない等の設定がユーザーごとに可能となります。

会計事務所が契約しているので、企業側としては会計システムの保守やバージョンアップに関して検討する必要がありません。

画面は他のクラウド会計システムと比較すると、固いです。

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仕訳入力では、通常の会計システムのように、勘定科目を選択 ⇒ 金額を入力 ⇒ 摘要があれば入力 となります。したがって最低限の簿記の知識(貸方、借方の違いや科目の意味)は必要になります。

他のクラウド会計システムでの特徴である銀行やクレジットカードの電子データを自動的に取り込む機能はありません。既存の会計システムを使用したことのある経理業務の経験者は、馴染みのある画面なので、とくに問題無く対応できるでしょう。このシステムの場合、会計事務所から進められて使用するというパターンになると思われます。

 メリット、デメリット

会計事務所サイドからは、会計システムのみならず、給与システム、さらに税務まで揃っているので非常に便利です。

企業サイドからは、システムの保守やバージョンアップは気にしないでいいのと、会計事務所に仕訳の内容や、給与計算における疑問点等を確認しやすいというメリットがあります。

デメリットとしては、契約を会計事務所で行っているので、会計事務所主導となってしまい、何かと融通が効かない可能性があり、また税理士を変更したいときに、変更先の税理士がA-SaaSを使っていないと、新たに会計システムの導入を検討しなければならない等があります(これは会計事務所主導で会計システムを使用している場合は同じ)。

経理や総務の担当者は、最近では人手不足だったりするので、会計業務や給与計算業務を会計事務所に、一部でもアウトソーシングしたい場合には、このようなシステムを使用するとコストの削減にもつながり、会計事務所もデータと情報の確認がしやすいので、お勧めです。

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