土地の価格はいろいろありますが、公示地価とともに土地取引の際に値段を決める目安となる都道府県地価調査による基準地価格が公表されました。
大阪圏の商業地における上昇率、上位10地点はどのようなところか、グーグルマップで調べてみました。
単位は万円/㎡です。
8位 大阪市北区大深町4-20
1,100 → 1,320 20.0%
そのまんまグランフロントです。ミナミに事務所がある者から見ると大都会です。自転車で行くことがありますが、自転車置き場があまりないのでキタは困ります。
8位 京都市東山区四条通大和大路東入祇園町北側277番
110 → 132 20.0%
京都はローソンも地味。すぐ近くには京都情緒が溢れるポイントや国際的観光地がたくさんあります。京都市内の住所は独特なので検索に苦労します。
8位 京都市中京区烏丸通四条上る笋町689番
280 → 336 20.0%
京都市のオフィス街。このあたりのビルは意匠も凝っています。京都は建物にお金がかかっていますね。
7位 大阪市中央区南本町4-5-7
123 → 151 22.8%
横にタワーマンション建築中。本町駅のすぐ近く。
6位 大阪市浪速区幸町2-2-20
46 → 56.6 23.0%
なんばハッチの近く。川を渡れば南堀江。
5位 京都市下京区四条通柳馬場西入立売中之町92番
300 → 375 25.0%
京都独特の店舗が並んでいます。夏は地下道の方が涼しいので、地上を歩きません。
4位 大阪市北区中之島5-3-81
96.7 → 121 25.1%
中之島。周りのコインパーキングにこれからニョキニョキとタワーマンションが建つ予感。
3位 京都市伏見区深草稲荷御前町89番
21.4 → 27 26.2%
伏見稲荷大社の近く。外国人が好きそうなところばっかりやないかい。
2位 大阪市浪速区日本橋3-6-2
66.3 → 84.9 28.1%
日本橋オタロードの近く。なんばグランド花月や黒門市場、少し歩けば通天閣も近い。マスコミで流布されている大阪のイメージは、まさにこの辺りから半径1キロぐらいでカバーされます。近くに住んでいたことがありますが超便利でした。
1位 大阪市中央区南船場3-5-11
415 → 535 28.9%
事務所と同じ南船場ですが、こちらは繁華街の南船場。観光バスからたくさんの外国人観光客が下りて、買い物をしていましたが最近は落ち着きました。ここから心斎橋筋商店街を歩いて、道頓堀まで行って帰ってきたらちょうど2時間ぐらいのコースです。梅田は整然としてるので、観光をするなら、路面店が延々と広がっているミナミの方が面白いのでしょう。
以上のように、上昇率の高い地点はインバウンド需要に絡んでいるところが多いですね。来年はどうなっているかわかりませんが、大阪のミナミや京都市内が上昇したのは、まさしくインバウンド需要のおかげと考えられます。