地番と住居表示は違う
不動産業に関わる人なら常識中の常識ですが、地番と住居表示は異なります。そもそも依拠する法律が異なるようで、地番(ちばん)とは一筆の土地ごとに登記所が付する番号です。 住居番号 は住居表示に関する法律に基づいて市町村が付する番号です。
そして登記や固定資産税、所得税、相続税等は地番で管理されているので、地番を調べなければなりません。
「登記情報提供サービス」で地番を検索!
よく利用する方は個人利用、たまにしか利用しない方は一時利用で利用申込をしてください。
不動産請求画面をクリックすると、地番検索サービスの画面が移動します。
あとは住居表示の〇丁目あたりまで入力して、住宅地図を確認しながら、地番を選択しましょう。
マンションについては家屋番号を調べておく
しかしマンションについては、地番検索サービスではなかなかマンションの家屋番号までたどり着きません。○○号室という住居表示がそのまま、その所有者の家屋番号とは限らないのです。その場合は法務局に行って家屋番号を調べるか、固定資産税課税明細書や昔の登記簿などで家屋番号を調べておきましょう。
○○マンション502という住居表示に一致する家屋番号の登記簿を取得したら、全く知らない人のものだったということになりかねません。
今は何でもウエブで確認できるようになったので、延々とPCの前での作業が続きます。法務局に行って閲覧するという業務は激減しました。外に出るのでいい気分転換になったのですが・・・。