マンション管理士の法定講習

法定講習は5年ごと

マンション管理士は法定講習を5年ごとに受けなければなりません。コロナ禍なので、動画講習となりました。

会場に行かなくていいので楽でした。

モンスタークレイマーの存在

マンション管理士を取得してから、何度か管理組合総会に出席する機会がありました。そこでマンション管理における日本の高齢化社会の影響をひしひしと感じました。

以下、中央大学法科大学院 升田教授の講義内容からの抜粋ですが、的確に指摘されていました。

マンション管理において非常に重要なのが人間関係の調整とクレーマーの存在です。

管理組合のやることなすこと、すべてに文句を言う。悪意・非協力的な区分所有者は確かに存在します。このような人を、クレーマーではなくモンスタークレーマーといいます。

築20年を超えたぐらいのマンションから、モンスタークレーマーが現れます。区分所有権は強固に守られており、少数意見者の権利が保護されております。モンスタークレーマーは最低限の区分所有法の内容は把握しております。

共用部分の維持・修繕費用はみんなで負担

マンションである限り、共用部分があるため、みんなのお金で維持・修繕を図らなければなりません。共用部分がなければ、みな好き勝手すればいいのですが、共用部分がある限り区分所有者はどこかで妥協しなければなりません。

しかしモンスタークレーマーは妥協しません。モンスタークレーマーはちゃんと管理費と修繕積立金を支払います。

そして権利を主張し、党派的動きをし、特別決議が可決されないように行動します。管理組合は重要な設備の改善につながる意思決定ができなくなってしまいます。そして改革しようとする区分所有者も気力が萎えていきます。

あとは徐々に経年劣化が進んでいくことになります。

好き勝手したいのなら一戸建てに住みましょう

マンションに住む以上、共用部分の維持・修繕のためにお金を払わないといけません。マンション内の人間関係にも気をつかわないといけません。

築20年を超えて管理上何の問題も無く、修繕積立金も潤沢なマンションはほぼないでしょう。特に築30年を超えてくると、いつどんな問題が勃発してくるかわかりません。

不動産会社は管理組合の揉め事など一切伝えません。販売業者も仲介業者も売ってしまえば、管理組合がどうなろうが、知ったこっちゃありません。

買ったときに聞いてなかったとか、こんな揉めているとは知らなかったとかは自己責任とされます。

そもそも未来永劫死ぬまで自分の住んでいるマンションの管理が適正にされるかどうかは誰にもわからないでしょう。

したがって、好き勝手にしたいのなら一戸建てに住むべきです。

マンションに住んで好き勝手して、権利を主張するとモンスタークレーマーと言われてしまいます。

一戸建てに住んで好き勝手しすぎると、それはそれで変人が住んでいると言われますが、マンションのように高い管理費と修繕積立金を支払う必要はありません。

なので、自分がクレーマー的資質があると自覚するのであれば、狭くてもボロボロでも一戸建てに住んだ方が、ストレスが貯まらないでしょう。